-第58回-
パソコン競馬ライター市丸博司さん
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57人の競馬人から聞いたJRA-VANの活用法
「私の競馬はちょっと新しい」という連載が始まってから、5年の月日が経った。
その間に筆者・市丸がインタビューした方は、なんと57人にも及んでいる。
騎手、調教師、馬主、生産・育成牧場といった競馬界の中枢で競馬を動かしている方々。
競馬記者、評論家、ライター、アナウンサーといった、ファンのみなさんへ競馬を伝える側の人たち。
競馬が好きで、仕事にもしてらっしゃるような有名タレント、芸能人、キャスターのみなさん。
そして棋士、漫画家など一流の文化人のみなさん。
彼らは、一様に自らの競馬に対する思い、情熱をストレートに語ってくれた。
筆者も、毎回毎回新鮮な気持ちでそれを聞き、頷き、さまざまなことを気づかされて、自らの仕事への糧にできたと思っている。
ここに、57人の方へお礼を申し上げたい。
ありがとうございました。
インタビューしてわかったのは、こちらが思うよりも、遥かにJRA-VANの使用率が高かったことであった。
それも、筆者が通常使用している方法では考えられないような面白いアプローチでJRA-VANを使っている方がたくさんいらっしゃった。
たとえば、騎手や調教師の方たちは、騎乗馬や管理馬のことを第一に考えるためにJRA-VANを使われている。
馬券に役立たせようと思って使っている筆者とは根本的に考え方が違うのだ。
なるほど、と深く頷いてしまう方法もかなりあった。
馬には乗ってみろ、インタビューはやってみろ、である。
プラットフォームに関しても、ちょうどスマートフォンが普及していく時代に当たったこともあって、かなりの変化があった。
連載開始の09年はケータイまたはPC、というほぼ2択の時代だったが、スマホの普及に伴い、徐々にiPhoneまたはアンドロイドでJRA-VANを使っている方が増えてきた。
iPhoneが当ページに登場したのは
つの丸さん(第27回)が最初であり、アンドロイドの初登場は
ジャングルポケットの斉藤さん(第32回)である。
JRA-VAN事業が開始された22年前、プラットフォームといえばパソコン、それもMS-DOSしかなかった。
やがてWindowsが使えるようになり、小型軽量のノートパソコンが発売され、世の中便利になったと思ったものである。
しかし、世の中の進歩はそのくらいでは止まらなかった。
急速に普及したケータイにより、どこにいてもJRA-VANデータが見られるようになった。
すごいなと思ってたら、まだまだ。
スマートフォン、タブレットの登場である。
これからも、さらに時代は進化していくだろう。
いったいどうなるのか。それは誰にもわからない。
ただ、どんなに進化したとしても、競馬データだけは、常に身の回りにある。
「ちょっと新しい」人たちがいる限り。