-第49回-
中央競馬騎手浜中俊さん
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小倉競馬場で競馬を見て騎手を目指す
市丸:それでは、よろしくお願いします。昨年はリーディングジョッキーを獲得されました。おめでとうございます。
浜中:ありがとうございます。
市丸:まずは、騎手としてデビューされるまでの経緯からうかがいます。小倉のご出身で、乗馬をされていたとのことですが、何歳くらいから乗られていたのでしょうか。
浜中:小学5年生のときからです。
市丸:小倉にあった乗馬スクールのようなところに……。
浜中:競馬場の中ですね。京都や阪神にも乗馬苑がありますが、同じように小倉競馬場にもあって、そこへ通っていました。
市丸:乗馬を始める前から、騎手になりたいというお気持ちだったのですか?
浜中:そうですね。家族も競馬が好きでしたから、競馬場で生のレースを見る機会も多く、自然と騎手を目指すようになっていました。両親にも「騎手になりたい」と言っていましたね。
市丸:乗馬スクールに通うようになったのも、浜中さんがご両親に頼まれたのですか?
浜中:祖父が広告を見つけて、応募してくれていたんです。それで「乗馬行けるようになったぞ」と。
市丸:そうでしたか。そのころ、印象に残っているレースなどはありますか? まだ小学生だと「このレース」というものはないかもしれませんが。
浜中:小倉競馬場ではあまり重賞が多くないですが、小倉記念はお客さんも多く入りますし、すごいレースなのかな、というイメージは持っていました。
市丸:では、あこがれの騎手などは……。
浜中:武豊さんです。すごく格好良いなあ、と思っていました。
市丸:乗馬を始められ、最初はいかがでしたか、馬に乗ってみて。
浜中:最初は高くて怖かったです(笑)。それから週2回土日に、中学3年まで通っていました。
市丸:そのころにはもう、当然のことながら競馬学校を受けるんだというお気持ちで。
浜中:そうですね。小倉の乗馬苑からは、4つ上の先輩だった高井彰大さん(元騎手)が騎手になられましたし、ほかに鮫島良太騎手など、騎手を目指していた人も何人かおられたので、そういう姿を見て、自分も自然と競馬学校を目指していました。
市丸:名前が挙っただけでも、浜中さんも含めて3人が騎手になられていますが、小倉ではなにか実戦的な……、たとえばあぶみが短かったりとかしたのでしょうか?
浜中:いえ、まったく普通の乗馬です。馬場を回ったり、障害を飛んだりしていました。