私の競馬はチョット新しい

-第26回-
日本棋院棋士 高尾紳路さん


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囲碁は感性、将棋は理詰め

市丸:今でも血統で予想はされていますか?

高尾:そうですね。たとえば次の東京4レース(1月29日、障害未勝利)ですと、障害実績のある馬が少なくて難しいですよね。

市丸:障害経験馬は大きく負けている馬が多いですね。

高尾:それなら初障害でも10番の馬(メジロラフィキ)を買ってみようかと。なんとなくタイキシャトル産駒で障害いけるんじゃないかという気がしますね。そんな感じで予想しています。

市丸:こういうレースだと初障害のほうがいいかもしれませんね。でもこの馬(新聞の短評に)「飛越下手」って書いてありますよ(笑)。

高尾:今のひとことでかなり揺らぎました(笑)。

(レースはそのメジロラフィキが直線の競り合いを制して優勝)

市丸:お見事でした!!

高尾:タイキシャトルのような短距離の馬は障害がうまいことが多いと確か渡辺さん(棋士・渡辺明さん)がおっしゃっていたのと、母の父がサドラーズウェルズで距離も大丈夫そうだということで……、当たったので解説しておきます(笑)。

市丸:渡辺さんとはよくお会いになられるのですか?

高尾:年に何回かお会いするのですけれど、どうも競馬の絡みばかりで、競馬場でばかり会っています。「競馬場の達人」(グリーンチャンネル)でも一緒に出演させていただきましたが、あの記憶力はすごいですね。将棋の棋士はみなさんすごいです。

市丸:いやいや囲碁の方々も(笑)。


高尾:でも、将棋の棋士は本当にすごいですよ。未勝利戦で「知らない馬を買うのはちょっと……」とかおっしゃるのですが、未勝利戦以外ならみんな知っているのかと(笑)。

市丸:囲碁や将棋の棋士の方々の「読み」と、競馬予想になにか関連性のようなものはありますか?

高尾:囲碁は感性、将棋は理詰め、でしょうか。将棋の方は馬券を買うのに理由がしっかりあって、囲碁は感覚で……、どっちがよく当たるのかはわかりませんけれど(笑)。

市丸:競馬場へは、そういった仲間の方々と大勢でいらっしゃることが多いですか?

高尾:そうですね。お酒を飲みながらわいわいやっているのは好きです。いいですよね、競馬場でお酒。