-第18回-
タレント 田中裕二さん(爆笑問題)
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シャコーグレイド2着の皐月賞で、穴馬を発見する楽しみを知る
市丸: そのころ、馬券で大きく儲かったようなことはありましたか?
田中: そんなにお金もないですし、大きく賭けることはなかったのですけれど……。ただ、トウカイテイオーが勝った皐月賞で50倍くらいついたのを2000円買っていて、それで初めて10万円以上の払い戻しを受けたのは印象に残っています。
市丸: そのころは枠連しかないですし、なかなか50倍というのは……。また、シンボリルドルフとミスターシービーの子供(シャコーグレイド)という。
田中: もう夢のような。後から考えるとイブキマイカグラとかサクラヤマトオーとか魅力のある馬が多くて、言ってみれば今年のダービーのように「こいつも強い、こいつも強い」という競馬だったと思うのですが、シャコーグレイドは中山の2000mでいい競馬をしていたのに人気がなくて(皐月賞前まで中山2000m【1.2.1.0】)。
市丸: 若葉Sでトウカイテイオーの3着に負けて、それで「もう要らない」というような感じになってましたね。
田中: このレースで、穴の魅力というか、穴馬を見つける楽しみ、というのを強く感じました。「人気があるけど危ない馬」とか「人気がないけど来そうな馬」をいかにして見つけるか、と考えるようになって、予想が一層楽しくなりましたね。一方ではオグリキャップとかトウカイテイオーとかスターホースも好きで、そういった馬から買うことも多かったのですけれど。
市丸: そういう穴を見つけるというスタンスは、それ以来ずっと?
田中: ずっとですね。
市丸: 予想方法についてもうかがいたいのですが、以前、いろいろな予想の「いいとこ取り」をされている、という話を耳にしたことがあります。
田中: そうですね、気分なんですよ(笑)。僕は専門家ではないですし、血統に詳しいわけでもない、ラップとか展開とか、データがたくさんあるわけでもない。ただ、そんな中で皆さんプロの方がいろいろ分析されているので、そういった予想を見て説得力があれば、「なるほど」と買うこともあります。
市丸: 特定の予想家の予想を参考にするとかいうことは?
田中: あまりないというか、そうしていますね。新聞を見てぽつんと◎があると1点入れておこうとかいうのはありますが、その人の予想でそのまま買うということはしていないです。
市丸: ほかにはどんな予想がありますか?
田中: 名前が好きだから、と買うこともありますし……、今ワールドカップをやってるからサッカーボーイの子供が出ていたら買ってみようとか。あとは、馬のキャラクターを見て、「この馬は人気で買っちゃいけないんじゃないか」と考えたり、逆に負けて人気がなくなった後に買ってみよう、とか。
市丸: 穴馬の見つけ方も、そのときどきで違う感じですか?
田中: そうですね。「前走で包まれていたけど一瞬の脚はすごかった」といった、まっとうな考え方もあります。宝塚記念なら、まず「ブエナビスタ人気だろう」と思うのですが、でも外国から帰ってきた初戦を勝って「もう一番」があるかどうか。レッドディザイア(インタビューは回避発表前)は人気を落とすけれど、今度は体調が上がってくるんじゃないか、とか。あと、この前のAKB48の投票で1位と2位が最後に逆転したから、なんてことを絡めてみたりもしますね。