-第01回-
競馬キャスター 小島友実さん
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仕事の下調べと馬券作戦にもJRA-VANを活用中!
市丸: 勉強というお話が出たところで、その下調べについてうかがいたいのですが……。
小島: JRA-VANさんのホームページはほぼ毎日見ています。ニュースとかも出ていますし。あとは成績とかも見ますし……、一番見ることが多いのは木曜や金曜ですね。
市丸: ソフトは主にターゲット(Target frontier JV)を?
小島: ターゲットが多いですね。もちろん馬の成績を調べるときには使いますし、レーシングビュアー(JRA RACING VIEWER)にも入っているので、予習をするときに参考VTRを見たり。放送の前日に自分で見ると、いろいろ思い出しますよね。「ここで不利があったよね」とか。
市丸: 細かなデータを調べたりとかはされますか?
小島: 週刊競馬ブックのコラムでは騎手や調教師の方に取材することが多いので、そのときはターゲットでデビューから直前までの傾向を調べたりしています。人気とか脚質とか、自分の欲しい情報がいろいろ見られますからね。たとえば中舘騎手を取材したときには、中舘騎手といえば「逃げ先行が得意」という印象がありますけれど、「やっぱり得意なんだ」と思ったり、福島や新潟で勝ち鞍がすごく多いのに納得したり。ほかに代えられないくらい重宝しています。あと、仕事以外でも個人的な馬券でも……。
市丸: オイシイ馬券をとったりとかされましたか?(笑)
小島: 前に新潟直線1000mの傾向を調べたときに、大西さん(元騎手)の連対率がすごく良かったんですよね。個人的にファンだったというのもあるのですが、それで「ジェイボーイ」という馬を買ったら当たったり(※04年7月・閃光特別9番人気2着)。あとは、福島ダート1150mで「なんかやたら外枠が来ているなあ」と思って調べると、やっぱり外枠が良くて、それからは人気薄でも外枠を絡めて買うとか、そういう使い方をしています。調べていると、すぐ1時間くらいたってしまいますね。
市丸: そこまでたどり着いて活用されているというのはすごいですね。キャスターとしての視点ではどうでしょうか?
小島: 開催の傾向を知るのには役立ちますよね。進行役をやっていると、「芝は時計がかかってきましたね」とか、「今のダートは先行馬が有利ですね」とか気になるので。あと、馬名のチェックもしています。レーシングプログラムを見ればどこで馬名を切れば良いのかわかりますけれど、当日にしか入手できませんよね? 前の日にどうしてもわからない馬がいたときには、ターゲットで馬名の意味を調べています。それまでは「ここで切るのかな」とか自信がなくて。
市丸: 私が中継にお邪魔するときも、横の荘司(典子)さんと坂田(博昭)さんが、「この馬名ってこんな意味?」「これ、こう読むんだ」とか、よく気にされていますね。
小島: 馬主さんが思い入れを持ってつけられているものですから、違うところで切られてしまったら、私なら悲しい思いをすると思うんですよね。
市丸: この前、ラジオNIKKEIの山本(直也)さんだったと思うのですが「アディアフォーン」を「ア/ディアフォーン(A Diaphone)」と切ってらっしゃるのを聞いて、「ディアフォーン」に「ア」がついているのか、と知ったりしましたね(注:音楽用語)。
小島: ほかにも、私がやっている以上にいろいろと進んでいるんですよね、多分。私のパソコンに入っているのは少し古いものなので、今は知らない機能とかたくさん増えていそうで。ですから、今日はいろいろ教えていただこうかと(笑)。
市丸: 今日はまわりにプロの方がたくさんいますから、聞けることはどんどん聞いていかれると良いかと(笑)。本日はありがとうございました。