-第48回-
中央競馬調教師安田隆行さん
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JRA-VANのケータイサービスで出走馬や調教をチェック
市丸:その「短距離王国」の一角を占めるダッシャーゴーゴーはこの後、どのような予定ですか? もう少しでG1にも手が届きそうなところまで来ていますが。
安田:6歳ですし、また来年、もう一度勇姿をお見せしたいですね。まだどこに行くかは決まってませんけれど、オーシャンSは避けたいです。ただ、ハンデ戦は58.5キロで勝ったことがあるので(11年CBC賞)、なかなか軽くはならないですね。
市丸:今年のCBC賞では59キロを背負って3着でした。
安田:あのレースは雨が降ってきてしまい、ちょっと嫌だなと思っていたら、佐々木さんの馬(マジンプロスパー)にやられてしまいました。その後、佐々木さんにはセントウルSやスプリンターズSでお会いして、「お願いします」「いやいや、こちらこそ」みたいな雰囲気になっています(笑)。
市丸:もう1頭うかがいますが、グレープブランデーは昨年Jpn1のジャパンダートダービーを勝ち、前走はジャパンCダートで5着でした。
安田:この血統は少し奥手らしく、もっとたくましくなれる馬だと思っていますので、来年は楽しみですね。まだ4歳、来年は5歳ですし、しっかりしてくればジャパンCダートも獲れる器だと思っています。
市丸:2歳世代のほうはいかがですか?
安田:たくさんいて挙げていたらキリがないので「安田厩舎の明け3歳には注目してくれ」ということでお願いします(笑)。3歳になったら頭角を表してきますので。

香港スプリント表彰式
市丸:そろそろクラシックも……。
安田:もちろん、考えていますよ。
市丸:具体的には、どの馬でしょう?
安田:どれとは言いません、どれもこれも(笑)。
市丸:では、もう一度先生ご自身のお話に戻りますが、第1回のジョッキーマスターズ(07年)は3着という結果を残されました。
安田:2回目は7着でしたけれど(笑)。
市丸:今でも調教にはお乗りになられているのですか?
安田:この1ヶ月くらいは乗っていませんが、その前は週に1回、2回は乗っていましたし、今でも乗れと言われれば乗れますよ。
市丸:またジョッキーマスターズのような企画があったら……。
安田:乗ります、それはもう乗りますよ。ただ、ほかに乗る人が集まるかどうか(笑)。
市丸:それではJRA-VANについてうかがいたいと思います。ふだんはどのサービスをご利用されていますか?
安田:いつもケータイで見ていますよ。金曜に出馬表が出る時間になったらこれで確認しますし、成績や調教動画も見ますね。とても役に立ちますし、すごく使っています。

ロードカナロアのスプリンターズS表彰式
市丸:調教動画は、主に新馬と重賞について提供されていますが……。
安田:新馬については、プレイズエターナルが函館でデビューしたときにも見させていただきました。
市丸:北海道との同時開催ですと、すべて現地で見られるわけではありませんからね。出馬表は、相手関係なども見られたりするのでしょうか?
安田:そのあたりは息子が見てくれています。「この馬が強いなあ」とか「これはいけるだろう」とか。息子2人が厩舎に入って大活躍してくれていまして、本当に有り難いです。
市丸:お二人はいつ頃から厩舎に?
安田:6年くらいですかね。弟が先に入って、兄は1年あとでしたが、すごい戦力で、本当に頼もしいです。
市丸:では、最後に今後の目標などお聞かせ願えますか。
安田:1200mのスペシャリストも育てていきたいですが、やはりクラシックにも手を届けたいですね。クラシックに出走してタイトルを獲る。それが来年の大目標になります。
市丸:本日はありがとうございました。