-第19回-
中央競馬調教師 国枝栄さん
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移動中、出張中にもJRA-VANで情報をチェック
市丸:この時期、ファンが非常に楽しみにしている2歳戦ですが……。
国枝:この前勝ったので、まず「ディープの仔」と言っておかないと(笑)。
市丸:ヒラボクインパクト(6月27日、福島5R芝1800m1着)は、後方からひとまくりという感じで強かったですね。
国枝:今の段階の評価としては、アパパネやピンクカメオのデビュー時と同じクラスではありますね。あと、サイレントソニック(6月26日、福島5R芝1200m1着)は、この後ダリア賞を使おうと考えています。
市丸:関東の調教師リーディングで3位につけられていますが、昨年このコーナーで取材させていただいた矢作先生が関西リーディングを取られてゲンが良いといいますか……。
国枝:いえ、そこまでの欲はないですよ。関東には「ふじさん」という日本一の山があるので(笑)。また、そういうものを意識するとなると、いろいろと戦略も考えないといけませんから。それ以前に、まずある程度納得できるような、落ち着いた仕事がしたいですね。
市丸:さきほどもお話しがありましたが、先生がこの世界に入られたころとは、競馬の仕組みがいろいろ変わってきましたね。
国枝:今はどうしても、さまざまな要因に左右されてしまうところがありますね。一人だけ落ち着いて昔のようにやっていたら取り残されてしまいますし、難しいところです。
市丸:最後に、JRA-VANについてうかがいたいのですが……。
国枝:そうでした(笑)。ケータイでよく使わせていただいてますよ。
市丸:たとえばどんな画面をご覧になりますか?
国枝:自分の賞金、とか言ったりして(笑)。今は函館に行っていますけれど、そういった出張中や移動中でも、ケータイですぐに情報を確認できるのがいいですね。たとえば出馬投票をして、それが通ったかどうかとか。あと、レースの映像も見られますし……。馬主さんも見られていますから、「情報の共有」という点でも不可欠です。
市丸:馬主さんも見られているのですね。
国枝:JRA-VANはもちろん、グリーンチャンネルなどさまざまなメディアがあって、皆さんよく知ってられますよね。特に馬主さんはご自分の馬ですからよく見てらっしゃる。ほかにも、誰かがブログやツイッターでなにを書いていたとか、もう大変です(笑)。
市丸:特別登録馬を見て、ここを使おうか、などと考えたりもされますか?
国枝:今JRA-VANで出ているのは、最終的な登録馬ですよね。実際は登録を受け付けている最中に、窓口で「このレースは頭数が少ないから」などと考えて……。
市丸:そのあたりもリアルタイムで欲しいところですね。
国枝:あと、優先出走順で何番目になるとか……。ただ、そういった情報は主に我々内部の人間向けのものですし、ファン向けの情報としては十分なのではないでしょうか。
市丸:そうですか。それでは、今後のますますの活躍を期待しております。本日はありがとうごさいました。