私の競馬はチョット新しい

-第12回-
タレント 安田和博さん


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仕事になってから知った競馬マスコミの正体?!

市丸: 競馬が仕事になったのは、01年の場内FMのキャスターが最初ですか?

安田: はい。毎週土曜でした。出番が午後からだったんで、朝から競馬場へ行って、午後から場内のスタジオに行く、みたいな感じでしたね。

市丸: グリーンウェーブですか。当時は一日中競馬場であの競馬番組が流れてました。いろんなかたにお会いになったでしょう?

安田: はい。最初は、解説に来てくださるトラックマンのかたにお会いするたびに「おお、○○社の○○さんだ!」とか感動してました。それまで新聞でしか知りませんでしたからね。で、曲をかけてるときなんかに、トラックマンのかたがADさんに馬券を頼むと、すぐそのADの人を追いかけていって、「おれも買っておいてって」ってお金を渡してました。だって、すごい人だっていう感覚があったし、その人が身銭切って買う馬券はいかにも当たりそうじゃないですか。ところがね、全然当たらないんですよ。そのうちに、だんだん解説者をバカにするようになって。仕事のやり方も変わってきて…。

市丸: ワハハハ(爆笑)。僕もちょっと耳が痛いです(笑)。


安田: もうひとつ覚えているのは、01年の天皇賞(秋)ですね。外国産馬の出走枠が当時2頭しかなくて、ここ2走ダートで勝っていたアグネスデジタルが出走してきたために、NHKマイルC勝ったクロフネが出られなくなったときです。

市丸: それでクロフネは前日の武蔵野Sに回ったんですよね。

安田: 武蔵野Sでクロフネが圧勝したんで、余計にアグネスデジタルはなぜ出る? という空気になったんですよ。それで、ふだんは穏やかなあるトラックマンのかたが、土曜の番組でアグネスデジタルへの意見をバンバン言い出して…。テイエムオペラオーに勝てるわけがないと。オペラオーに勝つ権利があるのはメイショウドトウだけだし、勝てる可能性があるのはクロフネだけだ、みたいな言い方をしたんですよ。そしたら、翌日勝っちゃった(笑)。その後、怖くてあのかたと顔を合わせてないです…。

市丸: なんか身につまされる話しです(笑)。

安田: ただ、番組でお会いした須田鷹雄さんや水上学さんから「フォーティナイナーのダート替わり」とかの血統知識を教わったんですね。そういのってホントに来てたから、ちょっと研究してみようかと。

市丸: 安田さんの血統予想の基礎がそのあたりからできたわけですね。残念ながら「グリーンウェーブ」は1年で終了したわけですが、その後はグリーンチャンネルで予想の仕事を始められましたね?

安田: 場内FMが終わって、もう競馬関係の仕事ないんだな、と思ってたら、グリーンチャンネルで「場立ち予想」の話しがきたんです。

市丸: 「明日のレース分析」の中のコーナーでしたね。

安田: いまだに思うんですけど、グリーンチャンネルのスタッフって本番になると笑わないでしょ。こらえてるでしょ?

市丸: はい。笑わない、笑わない(笑)。

安田: あれ、オンエアはスベった感じに見えるじゃないですか。リハーサルもやってて、リハーサルでゲラゲラ笑ってるのに、本番は誰も笑わない。リハーサルも全然笑わなかったらいいんですよ。それはおれのせいですから。そうじゃないのに…やりづらかったですね〜(笑)。