-第11回-
タレント 立花優美さん
(2/6)
「ウイニング競馬」に出演トレセンでの取材は緊張の連続
市丸: 「After Racing Cafe」の店長を1年間つとめられた後は、テレビ東京の「ウイニング競馬」に出演されましたね。
立花: 1年空いたかな……、いや、すぐですね(05年4月〜06年12月)。ディープインパクトの3歳から引退まで、一番良いときにやらせていただきました。
市丸: そのときの司会は……。
立花: テレビ東京の水原恵理さんが進行をされて、わたしは補佐というか、アシスタント的な役割をしていました。あと、その日のメインレースの注目馬を1頭挙げる「ユミチュウ」というコーナーを。
市丸: 「ユミチュウ」というのは?
立花: 優美のこの馬に注目、略して「ユミチュウ」です。これは、解説の原(良馬)さんがどちらかといえば本命党でいらっしゃるので、わたしは変わったところにいかないといけないと、途中で気づいたんです。それで、見てくださる方が楽しめるように「なにかやってくれるんじゃないか」という、3着までに来そうな人気薄で面白いところを探していたために、すごく苦悩しました(笑)。ときには何連勝とか「おおっ」ということもありましたけれど、穴ですからハズレ続けることもあって。
市丸: こういう予想って、あまりハズレが続くといろいろと……。
立花: 「うちの馬は挙げないでいただきたい……」なんて(笑)。取材に行くと「うわ、来たよ」とか、後々そんなことになっていましたね(笑)。
市丸: 取材は毎週のように行かれていたのですか?
立花: いえ、テレビ東京杯の青葉賞のときと、あとはG1のときですね。
市丸: 本格的に競馬をはじめられて2年目では、いろいろ大変だったかと思いますが……。わかりやすくかみ砕いて言ってくださる方ばかりではないでしょうし。
立花: 会見のときになにかひとつ、わたしか水原さんが質問しないといけなかったんです。共同のインタビューが終わったあとに、「まだ聞かれていないことを聞け」と。いったいどんな切り口から質問をしたら良いのか……。
市丸: あらかじめ「こんな質問をしよう」といくつか用意して行っても、共同の質問でどんどん減っていったり……。
立花: そうなると「もう聞かないで!」と(笑)。あと、共同が終わったあとに手を挙げて聞くのも、最初は挙げづらい雰囲気がありますし、後になれば質問がなくなったり、時間切れになってしまったり。
市丸: 2年目では大変ですよね。
立花: 「ばかな質問するな」みたいな顔をされながら(笑)。でも、最後は開き直って「もう目立ってしまえ!」と。そうすると、周囲の方たちも「あのふたりが来たときは必ず手を挙げるから」という雰囲気で、「今日はどんな質問してくれるの?」というような。一番うれしかったのは、やめることが決まった後、記者の方に「いつもどんな質問するのか、すごく楽しみにしていた」と言われたことですね。
市丸: 日ごろからつきあいのある記者の方ですと、どうしても聞きづらいことはあるでしょうからね。
立花: そこを「ある程度は調べてきました、でも聞きたいんです!」と。でも、あのプレッシャーは……、震えてましたね。ぷるぷるしてました。
市丸: 競馬場でもそういった、レース後の取材などもされたていたのですか?
立花: そうですね。(土曜の番組が終わっても)日曜に取材に行って、「囲み」でまた手を挙げたり。
市丸: それが翌週の番組で流れるわけですね。騎手も若手なら聞きやすくても、ベテランの方が勝ったりすると……。
立花: それはもう緊張しましたよ。
市丸: 中継を2年間おやりになって、最後の方になると「競馬はだいたいわかってきた」という感覚はありましたか?
立花: 自分としては前の年よりわかったような気になりますけれど、競馬には終わりがないというか……。先輩方を見ると「すみません」みたいな(笑)。競馬場に行くと皆さん先輩ばかりですからね。