-第06回-
タレント 見栄晴さん
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競馬は血統 競馬好きも血統!?
市丸: まずは競馬との出会いについてお聞きしたいのですが、府中にお住まいとのことで……。
見栄晴: よく「競馬は血統」と言いますけれど、競馬好きも血統で(笑)。
市丸: ということは、ご両親が競馬ファンで?
見栄晴: 一説によると、競馬場があるから府中に引っ越したとか(笑)。親父との思い出といえば、まず自転車の後ろに乗せてもらって競馬場に行ったことなんです。お袋もたまに(馬券を)買っていましたし、競馬大好きと好きをかければ、最低でも好きな人間が生まれますよね。あとは調教の問題で(笑)。
市丸: その頃の府中というと、まだトレセンが出来る前ですよね。
見栄晴: そうですね。ですから、同級生に横山賀一(元騎手)くんがいたり、ノリちゃん(横山典弘騎手)が後輩だったり、同じ小学校にはたくさん厩舎のひと(の子供たち)がいましたね。
市丸: その頃で競馬にまつわる思い出などは……。
見栄晴: まず遊び場が競馬場だったんです。競馬場のひょうたん池でザリガニ釣ったりしてましたから。ヒモに餌をつけて穴にたらすと、もうすごい釣れましたよ(笑)。あとは、ローラースケートとかスケートボードに野球。競馬場の駐車場って「だだっ広い」ですから、開催のないときにはいい遊び場ですよね。
市丸: その頃の馬やレースで、なにか印象に残っているものはありますか?
見栄晴: 親父とお袋二人での唯一の思い出と言ってもいいと思うのですが、お袋が有馬記念で2-8を1点、1万円買ってきてって親父に頼んでいたんです。牝馬がニットウチドリ(73年有馬記念2着)1頭だけで、それで決めたらしいんですよね。当時、もう子役で劇団に入っていたのですが、お袋が帰りの京王線で隣のおじさんに「有馬記念なに来ました?」って聞いたら「大荒れだよ、牝馬が来ちゃって。2-8だよ」。そうしたら「私、獲ったわ」って。
市丸: 枠連時代としては、すごい払い戻しですよね?(1万3300円)
見栄晴: それで家に帰ったら、親父が玄関に立ってて「ごめん!」って(笑)。来るとは思わなかったから、1000円だけ買ってあとの9000円は違う馬券買っちゃったって言うんですよ(笑)。
市丸: 飲んじゃったんだ!(笑)
見栄晴: 親父は(自分が)8歳のときに亡くなったのですが、スーツのポケットから当たり馬券が出てきて、葬式代の足しになったというのも覚えてます。当時は払い戻しの期限が1年で、当たり馬券は換金しないで次に取って置いたみたいですね。
市丸: 馬券お上手だったんですね。
見栄晴: 本命党だったみたいです。自分は母系が出ちゃって穴党なんですが(笑)。